畑のようす 『サンふじ』の収穫開始!(予約販売も開始)(平成20年11月12日)

 今年は悪天候が続き、りんご農家にとっては苦難の1年でした。

 最後の砦であるサンふじも、雨が続き、不本意ながら収穫のタイミングを若干早めました。

 収穫のタイミングを早めるとどうなるか。

 りんごは、樹にぶら下がっている期間に比例して酸味が減少していく(青りんごは酸っぱいけど、赤いりんごは甘い)ため、収穫のタイミングを早めてしまうと、りんごに酸味が残ってしまいます。

 しかし、今シーズンは上記の雨続きでした。雨が続くと、りんごのつるが出ている窪みの部分に雨水が溜まり、そこから腐っていくのです。つる割れしやすいサンふじにおいてはこの影響が非常に大きく、つる割れ部分から雨水がしみこみ、内部から腐敗してしまいます。

 このような背景により、今年は完全に酸味が抜けきる前に収穫せざるを得ない状況でした。そのため、例年のサンふじよりも若干の酸味を感じるかもしれません。写真のとおり、蜜はたっぷり入っているのですが、後味が少し酸っぱいのです。

サンふじりんごの輪切り

 一方で、りんごは収穫された場所によっても微妙に味が変化します(りんごに限らず、農作物全般に言えることかと思いますが)。

 当園は平野部と山間部に分散して栽培を行っていますが、平野部のりんごはそれほど酸味が強くないということがわかっています。また、同じ山間部の農地だとしても、東側の農地と西側の農地では味が異なります。

 商品発送の際は、収穫後試食してみて、酸味の少ない、いつもの当園のサンふじに近い味わいのりんごが収穫できる農地を限定して発送を行います。そのため、例年よりも発送可能な数が少なくなると予想されますが、これもクオリティを維持するためやむを得ないと判断しております。何とぞご了承くださいますようお願い申し上げます。

<11月18日追記>
12日に日記を書いていた時点では、サンふじの酸味がやや気になる状態でしたが、現在収穫している農地のサンふじについては、例年並みの味わいであることが確認されています。深い甘みと適度な酸味がマッチした、バランスのとれた味わいになっておりますので、ご安心ください。

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