第5号「マメコバチ」


平成21年5月24日
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  ゆるゆる農民通信 第5号「マメコバチ」  
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  最近オーナー制度の関係でちょっとだけ忙しい長男です。また少し面白い
 話が動いています。順調にいけば、先日ご紹介したニキさんの件のようにご
 報告します。お楽しみに!

  さて今回は働き者のマメコバチをご紹介したいと思います。
  
  実はりんごは異なる品種の花粉でなければ結実しない他家受精(他花受精)
 の植物です。そのため、他品種の花粉を入れた小瓶を携え、綿棒で花のひと
 つひとつに授粉するという作業を行わなければなりません。いわゆる人工授
 粉です。
 
  前回のメルマガでりんごの花が咲き乱れている写真をご紹介しましたが、
 これらの花々に授粉するというのは気が遠くなるくらい大変な作業です。

  そんなりんご農家の救世主が今回の主役のマメコバチ君です。大変な作業
 を我々の代わりにやってくれる素敵なヤツです。
  
  りんごの花が咲く季節になると、どこの農家でもマメコバチの基地的なも
 のを畑に設置します(写真1、2)。設置場所は受粉樹の近くです。受粉樹
 とは、収穫しようと考えている品種とは別に、花粉供給用に栽培する植物の
 ことです。

  今年は受粉樹として想定していた品種のおしべが(おそらく)春先の霜の
 影響でほとんど死んでしまい、受粉樹としての機能を果たさなくなってしま
 うという残念な出来事がありました(写真3)。
 
  受粉樹の近くにハチの巣を置かないと効率的に授粉できないため、急遽被
 害の小さい場所まで移動することに。結構な距離を移動したため、突然我が
 家を失って困惑しているらしきマメコバチを大量発生させてしまいました。
 
  花粉採取から戻ってきたハチ達が、かつて巣があった場所を飛び回って我
 が家を探している姿を見て、ちょっと申し訳なくなりました(すぐに巣を見
 つけるようですけどね)。ごめんなさい。

 
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 ≪編集後記≫

  マメコバチは本当に働き者です。
  
  自分が中学か高校の頃の話です。夜、宿題をやっていて、ついついウトウト
 机に眠ってしまったときに、マメコバチがブーンと寄ってきて、鼻穴に潜り込
 んできたことがあります。そんなに働かないで、夜は寝なさいよ!と思ったこ
 とがあります。
 
  それでは、第6号をお楽しみに!
 
		

マメコバチの巣
(写真1)マメコバチ達の家

巣へ帰還するマメコバチ
(写真2)すごい数だったんですが、写真にするとよくわからないですね

焼けてしまったおしべ
(写真3)霜で焼けてしまった王林のおしべ(茶色くなってしまいました)


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